事業内容

活動成果事例(コンソーシアム設立)

CMOS Odor Sensor Consortium(愛称:コスコ) CMOS技術により開発した『かおりイメージセンサ』を用いてかおりをパターン化して表示可能な技術を開発するコンソーシアムの名称です。参画機関は株式会社アロマビット、浜松ホトニクス株式会社、東朋テクノロジー株式会社、日本ケミコン株式会社、国立研究開発法人豊橋技術科学大学、一般社団法人豊橋センサ協議会です。COSCoに参画している6機関が共同でi-Snifferを開発し、『かおりカメラ』に搭載し製品化を行いました。
i-Snifferとはintelligent Sniffer 知的な嗅覚検知器という意味を持った『かおりイメージセンサ』に特殊な膜を塗布し、駆動させるエンジンの名称です。
   i-Sniffer用CMOSセンサ「かおりイメージセンサ」
 
●i-Sniffer仕様
  • 装置サイズ:デジタル基板 (w80mm×D80mm×H1.6mm)
  • 重さ:100g
  • センサ取り付け部:52pin LCC (Leadless Chip Carrier)使用
  • センサ:ISFET型 256×256ピクセル 浜松ホトニクス製
            

2017年にコンソーシアムを組織し、COSCoを発足しました。COSCoによる開発後はベンチャー企業である、株式会社アロマビットシリコンセンサテクノロジーへ本成果を集約し、販売体制を整えました。また、株式会社アロマビットシリコンセンサテクノロジーは、豊橋技術科学大学第1号認定ベンチャー企業です。

 

コンソーシアムによる成果品の事例

かおりカメラ ~あなたも”かおり”を撮って記録しませんか~

かおりカメラとは、CMOSイメージセンサ上に特殊な検出膜を塗布することで、”かおり”が吸着することによる電気信号の変化をとらえる技術の開発に成功し、かおりをパターン化して表示・記録できるものです。半導体イメージセンサが持つ65,536(256ピクセル×256ピクセル)のマス目が個別に微小な電位の変化を感知することができるため、そのマス目上にガス分子が吸着すると電気信号が変化する検出膜を配置することで、複数のガス種を同時に検出することが可能となり、従来技術では困難であった複雑な“かおり”成分を手軽に、また詳細にかつ高感度で検出することができます。また、“かおり”は複数のガス種が複雑に絡み合って作り出されることから、「かおりカメラ」は単なるガス検出器とは異なり、複数のガス種の組み合わせを同時にパターンとして認識し、かおりとして記録したものを表示するもので、“かおり”を目で見て直感的にイメージできるツールです。
●かおりカメラ外観 ●測定例

~i-Snifferで介護支援~ においを見える化する技術で排尿の状態を確認します。

i-Snifferを用いてにおいをみえる化します。 尿臭を検知し、PCやタブレット上に表示して、離れた場所から要介護者の排尿の状態を確認することができます。従来行われているような、介護士による定期的なおむつのチェックの手間を省くことができ、介護される方を支援します。 また、においでがんを見つけることができるがん探知犬のように、尿臭による日常の健康状態のチェックやがん等病気の早期発見への応用が可能です。

●外観

●計測画面

・センサ上では感応膜がにおいに反応し、各エリアごとのインピーダンスが変化して表示します。

・におい成分を微小領域ごとに可視化します。

・においのタイプにより表示が変わります。

●仕様
 
●特徴

 

 

TSCoについて

 

Toyohashi

Sensor

Council

TSCoの意味は Toyohashi Sensor Council, Consortium, Conference, Communication, Committee...たくさんのCo~が本協議会の役割を示しています.

Logoデザインは,頭文字のTSCoをモチーフに,突き抜けるスピード感、躍動感あるデザインで活気あふれる様を表現し,また,未来への目標が夢(球体)に向かって、勢いよく右肩上がりに成長・発展・成功・飛躍していくイメージをデザインしています.

豊橋センサ協議会は,豊橋技術科学大学で開発したセンサの社会実装を目指し,社会と共に成長する革新的技術開発の推進を展開してまいります.